Huluに登録していないと、この名作が月額0円で見られる方法があるのに、あなたは毎月1,026円を払い続けることになります。
ドラマ『Mother』(2010年・日本テレビ系)は、2026年3月時点において、動画配信サービスではHulu(月額1,026円・見放題)で視聴できます。それ以外の主要サービス、Netflix・Amazonプライムビデオ・U-NEXT・DMM TV・Disney+・ABEMAプレミアムなど、ほぼすべてで「配信なし」の状態です。
つまり、配信サービスの選択肢はかなり限られているということですね。
以下の表で現状をまとめます。
| 配信サービス | 配信状況 | 月額料金(税込) |
|---|---|---|
| ✅ Hulu | 見放題(全11話) | 1,026円 |
| 📦 TSUTAYA DISCAS | DVDレンタル | 新規登録で一部無料 |
| ❌ Netflix | 配信なし | − |
| ❌ Amazonプライム | 配信なし | − |
| ❌ U-NEXT | 配信なし | − |
| ❌ Disney+ | 配信なし | − |
| ❌ DMM TV | 配信なし | − |
HuluはもともとNBCユニバーサルとの合弁で誕生したサービスですが、現在は日本テレビの関連会社が国内向けを運営しています。そのため、日本テレビ系列で放送されたドラマがHuluに集中するのは自然なことです。『Mother』も日テレ製作であるため、Huluが独占的な配信先になっています。これが原則です。
Huluでは全11話が見放題なので、週末にまとめて全話視聴することも十分可能です。1話約54分なので、11話で約10時間ほどの視聴ボリュームになります。
ただし、Huluには現在、新規登録者向けの無料トライアルがありません(2023年8月末に終了)。初月から1,026円の課金が発生する点は覚えておきましょう。
参考:Huluの無料トライアル終了に関する公式案内
Huluへの加入前に検討したいのが、TSUTAYA DISCAS(宅配DVDレンタル)を使った視聴方法です。これは使えそうですね。
TSUTAYA DISCASでは、新規登録時に630円OFFの単品レンタルクーポンが付与されます。ドラマ『Mother』のDVDは「旧作」扱い(1枚99円)のため、クーポンを利用すると1回の申し込みで2枚(=4話分)を実質0円でレンタルできます。送料は別途かかりますが、全11話を見る場合のコスト感を事前につかんでから、続きをどこで見るか判断できるメリットがあります。
利用の流れはシンプルで、サイトでDVDをカートに入れ、最短翌日に自宅に届き、視聴後はポストに投函するだけです。
ただし、以下の注意点は押さえておく必要があります。
全話をなるべく早く・コストを抑えて見たいなら、まずTSUTAYA DISCASで4話分を試してから、残りをHuluで視聴するという組み合わせが節約に向いています。
参考:TSUTAYA DISCASの公式サービスページ
TSUTAYA DISCAS 公式サイト
「Netflixでも見られるはず」と思って検索しても、ドラマ版の『Mother』は出てきません。意外ですね。
これは、作品の配信権(ライセンス)が日本テレビ側にある関係で、Hulu(日テレ関連会社運営)が優先的に権利を持つ構造になっているためです。配信権の契約は各サービスとの交渉によって変わりますが、現時点では日テレ系の旧作ドラマはHuluに集中する傾向が続いています。
ただし、注意が必要なのは「MOTHER マザー」(2020年公開の映画)との混同です。映画『MOTHER マザー』(長澤まさみ主演・2014年の埼玉祖父母殺人事件を原案)は、Netflix・Amazonプライムでの配信実績があります。検索するとこちらがヒットする場合があるため、「ドラマ版 松雪泰子」「2010年」などのキーワードを加えて検索するのが確実です。
タイトルが似ているため混同が起きやすいですが、別の作品です。これだけは注意が必要です。
参考:映画と混同しやすい作品比較(Filmarks)
MOTHER マザー(映画)の動画配信サービスまとめ – Filmarks
ドラマ『Mother』が今もなお根強い人気を誇る理由は、ストーリーの深さと演技の質の高さにあります。
基本情報は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送局・枠 | 日本テレビ系「水曜ドラマ」 |
| 放送期間 | 2010年4月14日〜6月23日(全11話) |
| 主演 | 松雪泰子 |
| 脚本 | 坂元裕二(完全オリジナル書き下ろし) |
| 主題歌・ED | hinaco「泣き顔スマイル」 |
| 平均視聴率 | 約12.95% |
あらすじ:渡り鳥の研究者として北海道・室蘭に住む鈴原奈緒(松雪泰子)は、臨時の小学校教諭として働く中で、クラスの児童・道木怜南(芦田愛菜)が母親から虐待されていることに気づきます。極寒の中ゴミ袋に入れられた怜南を発見した奈緒は、誘拐という罪を犯してでも「母親」になることを決意。二人の逃避行と、それぞれの母と子の物語が深く交錯していきます。
主要キャストは松雪泰子(鈴原奈緒)、芦田愛菜(道木怜南)、山本耕史(藤吉駿輔)、尾野真千子(道木仁美)、田中裕子(望月葉菜)、高畑淳子(鈴原籐子)、綾野剛ほかです。
受賞歴は非常に豪華で、第32回ザテレビジョンドラマアカデミー賞において最優秀作品賞・主演女優賞(松雪泰子)・助演女優賞(田中裕子)・監督賞(水田伸生)・脚本賞(坂元裕二)・特別賞/新人賞(芦田愛菜)をほぼ独占しています。結論は、あらゆる面で最高評価を得た作品です。
特筆すべきは芦田愛菜の経緯で、当時5歳だった彼女はオーディションの規定年齢(7歳以上)を満たしていませんでしたが、所属事務所の推薦で受けた結果、脚本家・坂元裕二を含む関係者を驚かせ、特例でキャスティングされています。最終回の放送日が彼女の6歳の誕生日という偶然も重なりました。
参考:Wikipediaのドラマ詳細ページ(キャスト・受賞歴・あらすじ)
Mother(テレビドラマ)– Wikipedia
ドラマ版『Mother』が持つもう一つの大きな側面が、世界規模でのリメイクです。日本のテレビドラマがここまで世界に広がった例は、当時類を見ないものでした。
最初のリメイクはトルコで、2016年に『ANNE(アンネ)』というタイトルで放映されました。ドラマ大国として知られるトルコ(世界第2位のドラマ輸出国)で制作されたこの作品は、国内で視聴率1位を獲得し、さらに世界35か国以上に輸出されて爆発的なヒットを記録します。日本のテレビドラマがトルコでリメイクされたのは、この作品が初めてのことでした。
その後、韓国(2018年・『マザー〜無償の愛〜』)、ウクライナ、フランス、タイ、中国など、多数の国でそれぞれ独自のリメイクが制作されています。さらに2022年にはスペインでのリメイクも配信され、大ヒットを記録しました。
これほど多くの国でリメイクされる背景には、「虐待」「母性」「親子の絆」というテーマが文化・言語を超えた普遍性を持つからだと分析されています。脚本家・坂元裕二が作り上げた物語の骨格が、各国の文化に合わせた肉付けを受けながらも、そのドラマとしての本質は失われていない点が評価されています。
なお、坂元裕二はその後も『問題のあるレストラン』『カルテット』などの名作を生み出し続け、2023年にはカンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞しています。
参考:坂元裕二とMotherの関係を深掘りした記事