おにまい 元の姿と緒山まひろの変化

おにまい 元の姿と緒山まひろの変遷

お兄ちゃんはおしまい！ 9巻

※2024年9月27日発売

 

緒山まひろは、「お兄ちゃんはおしまい。」の主人公です。元々は20歳くらいの男性でしたが、妹のみはりが開発した薬により、中学生くらいの女の子に変身してしまいます。この記事では、まひろの元の姿と、女の子になってからの変化について詳しく見ていきましょう。

おにまい 元の姿：ヒキニート男性としてのまひろ

まひろの元の姿は、典型的なヒキニートでした。以下にその特徴をまとめます：

• 年齢：20歳くらい
• 職業：無職（自称：自宅警備員）
• 趣味：エロゲーム、レトロゲーム
• 生活習慣：昼夜逆転、風呂に数日入らない
• 性格：人見知り、体力なし

 

まひろがヒキニートになった背景には、大学受験の失敗と、優秀な妹へのコンプレックスがありました。2年間引きこもり、外出もしない生活を送っていたのです。

おにまい 元の姿から女の子への変身過程

まひろが女の子に変身するきっかけは、妹のみはりが開発した薬でした。この変身過程は以下のように進みました：

1. みはりが薬を飲み物に混ぜる
2. まひろが気づかずに薬を飲む
3. 身体が縮み、中学生くらいの女の子の体に変化
4. 最初は戸惑いと混乱を感じる
5. 徐々に新しい生活に適応していく

 

この変身には効果時間があり、数ヶ月ほどで切れる設定になっています。しかし、物語が進むにつれ、まひろは女の子としての生活に慣れていきます。

おにまい 元の姿と比較：現在のまひろの特徴

女の子になったまひろの特徴は以下の通りです：

• 身長：144cm（同年代の平均よりやや低め）
• 髪型：ピンクがかった白髪のロングヘア
• 特徴：大きなアホ毛（Microsoft Edgeの化身とも呼ばれる）
• バスト：中学生相当（レギュラーメンバー中第4位の大きさ）
• 性格：以前より社交的に、しかし男性的な一面も残る

 

まひろの見た目は美少女として描かれており、他のキャラクターからも容姿を褒められることが多いです。

おにまい 元の姿の名残：まひろの男性的特徴

女の子になった後も、まひろには元の男性としての特徴がいくつか残っています：

• 男子との距離感が近い
• エロゲームへの興味（ただし、百合やBLにも興味を持ち始める）
• 時々男性的な仕草をする（例：シャツで手を拭く）
• 女子中学生の裸には興味がない（ただし巨乳には反応する）

 

これらの特徴は、まひろが完全に女の子になりきれていないことを示しています。しかし、物語が進むにつれ、徐々に女性としての自覚が芽生えていきます。

おにまい 元の姿からの心の成長：まひろの内面の変化

まひろは女の子になったことで、内面的にも大きな変化を遂げています：

1. 社会性の獲得：引きこもりから脱し、学校に通い友人を作る
2. 自己肯定感の向上：コンプレックスを克服し、自分を受け入れる
3. 家族関係の改善：特に妹のみはりとの関係が深まる
4. 責任感の芽生え：中学生としての役割を果たそうとする
5. 性別に対する考え方の変化：男女の違いを体験し、新たな視点を得る

 

まひろの心の成長は、物語の重要なテーマの一つとなっています。元のヒキニートから、社会に適応し自己実現を目指す人物へと変化していく過程が描かれています。

 

まひろの変化について、アニメ版の声優である高野麻里佳さんは以下のようにコメントしています：

 

高野麻里佳さんのインタビュー記事

 

「もし、まひろが引きこもりにならずに過ごしていたら、きっとこういう人になっていたんだろうな、という変化が見えるのがとても素敵だなと。」

 

この言葉は、まひろの成長が単なる性転換だけでなく、本来の可能性を開花させる過程でもあることを示唆しています。

 

まひろの変化は、周囲の人々との関わりによって促進されています。特に以下のキャラクターたちが重要な役割を果たしています：

• みはり（妹）：変身のきっかけを作り、まひろの成長を見守る
• かえで（友人）：まひろが憧れる女性像を提示する
• もみじ（クラスメイト）：まひろの学校生活を支える

 

これらのキャラクターとの交流を通じて、まひろは徐々に自分の新しいアイデンティティを形成していきます。

 

まとめると、「おにまい」におけるまひろの変化は、単なる外見の変化だけでなく、内面的な成長と社会適応の過程を描いた物語だと言えるでしょう。元のヒキニートの姿から、新しい可能性に満ちた少女へと変化していくまひろの姿は、読者に自己実現や成長の大切さを伝えているのかもしれません。