おにまい 原作者 ねことうふ 人気の秘密

『お兄ちゃんはおしまい。』の原作者ねことうふ先生の創作秘話や作品への思いを探ります。pixivから商業連載、そしてアニメ化までの道のりとは? TSものの魅力とは何でしょうか?

おにまい 原作者 ねことうふの軌跡

『お兄ちゃんはおしまい。』の誕生と成長
📚
pixivでの投稿から始まり

2017年2月、pixivに第1話を投稿

🏆
各種ランキングで上位入賞

「次に来るマンガ大賞2018」第5位など

📺
TVアニメ化の実現

2023年1月より放送開始

おにまい9
お兄ちゃんはおしまい! 9巻

※2024年9月27日発売

おにまい 原作者 ねことうふのTSものへの思い

ねことうふ先生は、以前からTSもの(性転換もの)と呼ばれるジャンルの作品に強い関心を持っていました。新海誠監督の『君の名は。』がヒットしたことをきっかけに、TSものの作品を描くタイミングが来たと感じたそうです。

 

先生は、過去のTS作品の定番要素を取り入れつつ、独自の視点を加えることで『お兄ちゃんはおしまい。』を生み出しました。女性の細かい感情の変化や気持ちを描写する能力は、多くの読者を驚かせています。

おにまい 原作者 ねことうふのpixivでの活動

『お兄ちゃんはおしまい。』は、最初pixivに投稿されたことで多くの読者の目に触れることができました。ねことうふ先生は、オリジナル作品を始めるにあたり、まずはオンラインで公開することが重要だと考えていました。

 

pixivでの投稿は好評を博し、同人誌として出版した際にも予想以上の売れ行きを見せました。これにより、先生は作品の可能性を確信したそうです。

 

現在でも、商業連載や単行本化、アニメ化を経てもなお、pixivでの全話無料公開を続けています。これは、応援してくれたファンへの感謝の気持ちの表れだと言えるでしょう。

おにまい 原作者 ねことうふのアニメ化への思い

アニメ化に際して、ねことうふ先生は原作ファンに納得してもらえるクオリティを約束しています。アニメ制作スタジオのスタジオバインドは、『無職転生』などで知られる実力派です。

 

アニメ第1話放送後、Twitterでの反響が大きすぎて全てのコメントを読むことができないほどだったそうです。また、DLsiteやBOOTHでの同人誌注文も急増し、新規ファンの獲得に成功したことがうかがえます。

 

アニメ化によって、原作マンガでは表現しきれなかった細かい動きや表情、声優さんの演技によるキャラクターの魅力が引き出されています。

おにまい 原作者 ねことうふのキャラクター創作秘話

『お兄ちゃんはおしまい。』のキャラクターたちは、それぞれに個性的な魅力を持っています。主人公のまひろは、女の子の体になってしまった"元お兄ちゃん"という設定で、その葛藤や成長が物語の中心となっています。

 

妹のみはりは、飛び級で大学に進学した天才科学者という設定で、まひろを女の子にしてしまった張本人です。知性だけでなく運動能力も高く、県大会入賞レベルの実力を持っています。

 

穂月かえでは、まひろと対比になるようなボーイッシュな女の子キャラとして生まれました。その妹のもみじには、中二病設定が追加されています。

 

これらのキャラクター設定は、ねことうふ先生の緻密な計算と豊かな想像力によって生み出されたものです。

おにまい 原作者 ねことうふの創作プロセス

ねことうふ先生の創作プロセスは、一般的な漫画家とは少し異なります。先生は通常、アシスタントを雇わず、全ての作業を自身で行うことを好みます。背景や小物などもすべて自分で描くそうです。

 

しかし、アニメ制作に関わることで、チームで作品を作り上げることの魅力や重要性を学んだそうです。アニメならではの表現方法や、声優さんの演技によって生まれる新たな魅力に気づくことができたと語っています。

 

アニメ制作では、原作にない追加シーンやアドリブセリフなども取り入れられています。例えば、クリスマスにかえでとみはりが一緒にお出かけするシーンでは、現代の中高生の会話を研究して臨んだそうです。

 

このように、原作の世界観を大切にしながらも、アニメならではの魅力を追加することで、より多くの視聴者を惹きつけることに成功しています。

 

以下のリンクでは、ねことうふ先生自身が選んだおすすめエピソードが紹介されています。原作者の視点から見た作品の魅力を知ることができるでしょう。

 

『お兄ちゃんはおしまい。』原作者・ねことうふのオススメ回6選

 

『お兄ちゃんはおしまい。』の魅力は、単なるTSものの枠を超えた、心温まる日常系コメディにあります。ねことうふ先生は、キャラクターたちの優しさや成長、そして彼らを取り巻く世界の温かさを丁寧に描いています。

 

アニメ化によって、さらに多くの人々に作品の魅力が伝わることになりました。ねことうふ先生は、「お仕事や学校から帰ってきて『おにまい』を観てもらえたら、ほっこりした気分で"明日からも頑張ろう"という力がわいてくる」と語っています。

 

この言葉からも、読者や視聴者に寄り添い、日常に小さな幸せをもたらしたいという先生の思いが伝わってきます。

 

『お兄ちゃんはおしまい。』は、pixivでの投稿から始まり、商業連載、そしてアニメ化という道のりを歩んできました。この成功の裏には、ねことうふ先生の独創的なアイデアと、ファンの熱烈な支持があります。

 

今後も、ねことうふ先生の作品がどのように進化していくのか、多くのファンが楽しみにしていることでしょう。TSものの新たな可能性を切り開いた『お兄ちゃんはおしまい。』と、その原作者ねことうふ先生の今後の活躍に、ますます注目が集まりそうです。

 

以下のYouTube動画では、アニメ『お兄ちゃんはおしまい。』の魅力が凝縮されています。原作の世界観がどのようにアニメで表現されているか、ぜひチェックしてみてください。

 

TVアニメ『お兄ちゃんはおしまい。』各プラットフォームで配信中。