リトルミイは「スナフキンのお姉さん」で、しかもスナフキンより年上です。
ムーミンシリーズの中で、おそらく最も強烈な印象を残す女の子キャラクターがリトルミイ(ちびのミイ)です。赤いワンピースにタマネギ型のおだんご頭、つり上がった目元が特徴の彼女は、ミムラ族の女の子として登場します。
体はとても小さいですね。それなのに、スナフキンよりも年上というのが公式の設定です。見た目はちびでも精神的には誰より成熟しており、感傷的になりすぎている相手をばっさり一言で現実に引き戻す鋭い洞察力を持っています。
リトルミイは、公式サイトによると「喜ぶか怒るかだけで、悲しむということをしない」キャラクターです。口調こそ荒っぽいものの、悪意はなく、前向きで正直、親切な一面も持ち合わせています。人の秘密を探るのは好きですが、それを無闇に他人に話すようなことはしません。つまり「毒舌だけど根は優しい」が基本です。
彼女の家族構成は、想像をはるかに超えた規模です。母親ママミムラ(ミムラ夫人)の子どもは、スナフキンを含めてなんと37人。ミイには少なくとも36人のきょうだいがいる計算です。東京ドームのスタンドを満員にするくらいの大家族ぶり、というのは言い過ぎですが、37人きょうだいというのは現実にはほぼ見かけない規模の大家族です。
その中でもとくに注目すべき関係が、スナフキンとの「異父姉弟」という設定です。スナフキンの父はヨクサルという人物で、ミムラとの間に生まれたのがスナフキン。そしてミイはスナフキンよりも先に生まれているため、見た目に反してお姉さんの立場になります。身長も言動もお兄さんっぽいスナフキンより、ちびのミイのほうが年上というのはかなり意外ですね。
ムーミン公式サイトでは、この関係がくわしく解説されています。原作小説『ムーミンパパの思い出』がこの設定の根拠になっているので、より深く知りたい方は原作を読むのがおすすめです。
スナフキンとちびのミイは姉弟!? 母親の名前は? | ムーミン公式サイト
スノークのおじょうさん(フローレン/ノンノン)は、ムーミントロールのガールフレンドとして登場する女の子キャラクターです。きれいな前髪と金のアンクレットがトレードマークで、見た目はムーミンとよく似ています。
ただし彼女はムーミン族ではなく、「スノーク族」という別の種族です。スノーク族が持つ最大の特徴は、感情によって体の色が変わるという能力。動揺すると緑色、気分が沈むと灰色、恐怖を感じると紫色、ハッピーなときは黄色、そして恋に落ちるとピンク色に変化します。これは原作小説の設定で、コミックスやアニメでは採用されていません。原作だけの特別な設定です。
性格は気まぐれでわがままな一面もありますが、心優しく、いざというときには臨機応変に動ける賢さと勇気も持っています。おしゃれが大好きで、少々浮ついた面もある女の子らしいキャラクターです。ムーミンを振り回しながらも、根本では誠実に関わっています。
また、日本のアニメでは時代によって名前が異なります。昭和時代の旧アニメでは「ノンノン」、近年の『ムーミン谷のなかまたち』(2019年)では「フローレン」と呼ばれています。原作の小説では名前は存在せず、一貫して「スノークのおじょうさん」と呼ばれています。これは知っている人が少ない事実ですね。
名前が2つあると知らずに話していると、会話がかみ合わないことがあります。「フローレン」で通じない場合は「スノークのおじょうさん」と言えば確実に伝わります。
スノークのおじょうさん キャラクター詳細 | ムーミン公式サイト
ミムラねえさんは、リトルミイの姉であり、スナフキンの異父姉でもあります。リトルミイとよく似たタマネギ型のおだんご頭が特徴で、一見してすぐにミムラ族だとわかります。
マイペースで頭の回転が早く、思ったことをはっきり口にするところはリトルミイと共通しています。ただし、妹よりもはるかに穏やかでロマンチストです。自分に自信を持っており、おしゃれとダンスが大好きというキャラクターとして描かれています。
原作小説での登場は『ムーミンパパの思い出』からで、当初は「ちょっとした嘘をついて人をからかうのが好き」という面が描かれていました。その後の作品では、優しくて面倒見のよいお姉さんとして成長した姿が描かれています。これが基本です。
コミックス版では「ミムラ」という名前で呼ばれており、少し天然なところがある恋多き女性として描かれています。小説版とは異なる設定が多く、どちらのミムラねえさんが好みかで原作・アニメの入り口が変わってきます。
ミムラ族の女の子は全員、オレンジ色の髪をタマネギ型に結うという種族的な共通点があります。ミムラねえさんとリトルミイが並ぶシーンは、このタマネギ頭が2つ揃う姿がとてもキャッチーで、グッズや絵本でも人気の組み合わせです。
ムーミン谷の女の子キャラクターの中で、最も「見た目と性別のギャップ」が大きいのがトゥーティッキです。赤と白の横縞セーターに暗い色のズボン、ぽんぽんのついたニット帽というスタイルは、一見すると男の子に見えます。ところが彼女は女の子です。これは意外ですね。
トゥーティッキは「おしゃまさん」という名前で旧アニメに登場し、現在は原語に合わせて「トゥーティッキ」と呼ばれています。小説『ムーミン谷の冬』において重要な役割を果たすキャラクターで、冬眠から目覚めてしまったムーミントロールの話し相手になり、冬の不思議な世界に彼を導きます。
彼女の性格は聡明で現実的、自分で解決する知恵を持つ頼れる存在です。腰には工作用の万能ナイフをいつも下げており、料理・釣り・船の修理まで何でもこなします。感傷的にならず、「大切なことは自分の経験で学ぶもの」という哲学を持ち、余計なおせっかいは焼きません。
冬眠しない数少ないキャラクターのひとりで、ムーミン家の水あび小屋で1人で過ごします。そのため冬にしか姿を見せない不思議な生き物たちのことをよく知っており、ムーミン谷の冬のことなら彼女に聞くのが一番です。
実はトゥーティッキには、作者トーベ・ヤンソンの実際のパートナーであるトゥーリッキ・ピエティラ(グラフィックデザイナー)がモデルとなっているという背景があります。現実的で手先が器用、男性的なスタイルという共通点がそのまま反映されているのです。キャラクターの背景を知るとより深く楽しめます。
ムーミンシリーズの女の子キャラクターを語るうえで、ムーミンママは欠かせない存在です。赤と白の縦じまエプロンに黒いハンドバッグというスタイルが定番ですが、彼女の素顔はそれだけではありません。
ムーミンママは穏やかで寛容、家族を支える「母の象徴」のように描かれます。しかし原作第12巻『ふしぎなごっこ遊び』では、実は家事がそんなに好きなわけではないという意外な一面が明かされています。いつも笑顔で台所に立っているように見える彼女にも、本音があるということですね。
また、若い頃は海で溺れていたところをムーミンパパに助けられるという出会いのエピソードがあります。アニメ『楽しいムーミン一家』では、その頃のムーミンママの姿は現在のスノークのおじょうさん(フローレン)そっくりと表現されています。ムーミンパパが彼女に惹かれた理由がわかる気がしますね。
常に携帯するハンドバッグには、救急道具・化粧品・ルビーの指輪・真珠のネックレスなど、ありとあらゆるものが入っています。このハンドバッグは「命の次に大事なもの」と言われており、村中総出で捜索したエピソードも残っています。
以下に、主要な女の子キャラクターをまとめて比較します。
| キャラクター名 | 種族 | 性格のひとことまとめ | 特徴・余談 |
|---|---|---|---|
| リトルミイ | ミムラ族 | 毒舌だが正直で前向き | スナフキンの年上の異父姉、36人きょうだい |
| スノークのおじょうさん | スノーク族 | 気まぐれだが心優しく賢い | 感情で体の色が変わる(原作のみ) |
| ミムラねえさん | ミムラ族 | 穏やかでロマンチスト | リトルミイの姉、スナフキンの異父姉 |
| トゥーティッキ | 不明 | 聡明・現実的・頼れる存在 | 見た目は男の子風だが女の子 |
| ムーミンママ | ムーミン族 | おおらかで愛情深い | 実は家事が得意なわけではない一面も |
ムーミンシリーズの女の子キャラクターたちは、どの子も一筋縄ではいかない複雑な背景や個性を持っています。単に「かわいいキャラクター」として眺めるだけでなく、原作小説やコミックスを通じてその背景を知ると、キャラクターへの愛着がさらに深まります。
特にリトルミイとトゥーティッキは、表面的な印象と実際の設定が大きく異なるキャラクターです。「小さくて子どもっぽい」「男の子っぽい」という先入観をひとつ外すだけで、まったく違う魅力が見えてきます。ムーミン谷の女の子たちは、それぞれが自分の軸を持った魅力的な存在ばかりです。
ムーミン公式サイトでは各キャラクターの詳細プロフィールが無料で読めるほか、キャラクター診断も公開されています。自分がどのキャラクターに近いか試してみるのも楽しい発見があります。
キャラクター一覧 | ムーミン公式サイト(全キャラクターのプロフィールを確認できます)

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