これらの4作品は、2024年秋に放送予定の注目の異世界ファンタジーアニメです。それぞれの特徴を簡単にご紹介しましょう。
嘆きの亡霊は引退したい ~最弱ハンターによる最強パーティ育成術~ (1)
この作品は、才能に恵まれた仲間たちで構成された最強パーティ「嘆きの亡霊」のリーダーとなった主人公クライの物語です。
クライは、数々のプレッシャーにすぐ胃が痛くなってしまったり、ゲロ吐きそうになったりするのですが、仲間たちが集めた「宝具」と呼ばれるレアアイテムで数々の困難を予想外に乗り越えていくんですね。
すぐ土下座しちゃう頼りない主人公が、周囲の勘違いでどんどんすごい人物にされていく様子がメチャ面白いです。
あと、パーティの仲間が全員イカれた悪役にしか見えない点も面白い。
かなり読みすすめていっても、本当は主人公がスゴイやつなのか、単に運がいいだけなのかわからないという…。
主人公ノエルが【話術士】という一見弱そうな職業でありながら、その知略と話術で強者たちを従えていく物語です。戦闘に不向きと思われがちな職業を、独自の方法で活かしていく展開が面白い。
こちらは、主人公が「悪意のカタマリ」でありながら、不思議と嫌悪感を抱かずに面白く読めるんですよね。
仲間から「そ、それは汚い!」と罵倒されるほどの作戦を立てて、本当の巨悪をブチのめしていく爽快感。
さようなら竜生、こんにちは人生 1
かつて最強の古神竜だった主人公が、人間として生まれ変わり新たな人生を歩む物語です。辺境の村で平穏な日々を過ごしながらも、時に強大な敵と戦うという、ギャップのある展開が特徴的です。
おじいさんのような話し方をする青年が実は最強の竜というありがちなパターン…かとおもいきや、けっこう精神攻撃に弱い。
そんな主人公のピンチを、はるかに弱いはずの仲間が救ってくれたりするところにグッと来ます。
登場人物や竜のデザインが似ている上に、登場キャラが多いので、「あれコイツ誰だっけ…」ということがちょくちょくあるのが少し気になりますが、面白く読めます。
クラスメイトと共に異世界に召喚された主人公遥が、「ぼっち」というスキルを持ちながら冒険を繰り広げる物語です。一人行動を好む遥が、実は周囲から頼られる存在になっていくという作品。
最初のほうは、ちょっとわざとらしいドタバタ感と、芸人のようなツッコミをするキャラが気になりますが、面白く読めます。
主人公はボッチと言いながら、友達も多いし、キョドッたりもしない、「普通にコミュ力あるけど、単に一人でいるのが好きなタイプのボッチ」です。そんなんボッチじゃねえよという気は少ししますが、まあマンガとしては読んでいけるんですね。
で…かなり話が進んでから登場する「アンジェリカ」というキャラ。ここからが「すっ…げぇ面白いな!」と思いました。
コミックスは20巻まで出ている、長編人気作品です。