小雨でも2万円超のエクスプレスパスが無駄になることがあります。
USJのドンキーコング・カントリーは2024年12月11日にグランドオープンした、世界初のドンキーコングをテーマにしたエリアです。メインアトラクション「ドンキーコングのクレイジー・トロッコ」は大人気で、通常の待ち時間は平均140〜160分にも達します。
しかし、このアトラクションは非常に雨に弱いことが開業後すぐに知られるようになりました。「構造上、雨には弱い」という情報がSNSで広まり、実際に小雨程度でも運営中断になるケースが多数報告されています。
なぜ雨で止まるのかについては、USJから公式な詳細説明はありませんが、大きな理由は「屋外コースのほぼ全区間が屋根なし」という構造にあります。クレイジー・トロッコが走るレールは精密な制御技術「ブームコースター」を採用しており、雨水がレールやセンサーに影響すると安全上の問題が発生するリスクがあるとみられています。乗り場の待機列の約半分も屋外にあるため、ゲスト自身も雨ざらしになります。
🌧️ 雨で運休になりやすい主な条件は次のとおりです。
- 小雨以上の降雨(「豪雨でなくても止まる」という体験談多数)
- 強風(地上で風速8〜10m程度を超えると屋外アトラクション全般が運休しやすい)
- 雷発生時(即時運休)
- システムトラブル・安全確認のための点検
これは原則として「屋外型ライドアトラクション全般のリスク」ですが、他の屋外アトラクションと比べてもドンキーコングのトロッコは特に雨への感度が高いという声が多く聞かれます。雨が止んだ後も、試運転を経て安全が確認されるまで再開しません。試運転だけで30分〜1時間かかることもあります。
これは覚えておくべきことです。
【参考】USJアトラクション運休・休止の理由まとめ(happyell.co.jp)
ドンキーコングのクレイジー・トロッコを目当てに「ユニバーサル・エクスプレス・パス 7 ~トロッコ&セレクション~」を購入する方は多いでしょう。このパスは2026年3月現在、21,800円〜という高額な価格設定です。エクスプレスパスを買ってまでトロッコに乗ろうとしたのに、雨で運休になったら…と心配する方は少なくありません。
痛いところですね。
まず基本的なルールを整理します。USJのエクスプレスパスは、対象アトラクションが運休した場合でも、原則として返金・日付変更はできません。これはUSJ公式の規約に明記されており、天候による運休も例外ではありません。
ただし、実際の対応には2つの場合があります。
- 当日中の振り替え:運休中にクルーに申告すると、「当日中に再開した際に優先入場できる」よう対応してもらえるケースがある
- 別日対応:スタッフの案内次第で、別の日に使用できるエクスプレスパスに変更してもらえることも(ただし例外的な対応であり保証はない)
注意が必要なのは、クルースタッフによって案内内容が異なることです。実際に「最初のクルーから『別日でも使える』と言われたのに、後から来たクルーに否定された」という体験談もSNS上にあります。対応をお願いする際は、できるだけ社員クラスのスタッフに確認するとよいでしょう。
雨天でエクスプレスパスが無駄になるリスクを最小化したい場合、購入前に天気予報を確認することが最も有効な対策です。来場日の降水確率が30%以上の場合は、エクスプレスパス購入を慎重に検討することをおすすめします。
また、USJは「チケットキャンセル保険」(あいおいニッセイ同和損保との提携)を提供しており、「定められたキャンセル事由」に該当する場合はチケット購入費用の全額補償を受けられます。ただしこれは"来場前のキャンセル"に対するもので、当日の運休補償ではありません。来場前のキャンセルリスクが心配な方には有効です。
【参考】USJエクスプレスパスはキャンセルできる?払い戻し対応がある場合を解説(castel.jp)
「せっかくスーパー・ニンテンドー・ワールドに入ったのに、ドンキーコングが終日運休だった」という最悪の事態を避けるために、休止状況をリアルタイムで確認することが重要です。
確認できるのが基本です。方法は主に3つあります。
① USJ公式アプリ(最も確実)
USJの公式スマートフォンアプリでは、各アトラクションの待ち時間と稼働状況がリアルタイムで更新されます。「運営中止」の表示が出ている場合は、雨やシステムトラブルなどで動いていない状態です。ただしアプリでの待ち時間確認はパーク内でのみ可能(GPS使用)なため、来場前の確認には次の方法も活用します。
② 非公式の待ち時間サービス
「USJリアルタイム待ち時間(usjinfo.com)」や「ユニバ待ち時間(usjreal.asumirai.info)」などの外部サービスでは、パーク外からでもアトラクションの稼働状況の目安を確認できます。
③ X(旧Twitter)のリアルタイム検索
Yahoo!リアルタイム検索で「クレイジートロッコ 休止」「ドンキーコング 運営中止」などと検索すると、今まさにパーク内にいるゲストのリアルな情報が流れてきます。公式よりも速く情報が入ることも多いです。
これは使えそうです。
来場当日の朝、パーク開園前に天気予報とX検索の両方をチェックするだけで、当日の状況をかなり把握できます。雨雲レーダーアプリ(「雨雲ウォッチャー」「ウェザーニュース」など)で雨雲の動きを見て、「午後から晴れる」と判断できれば、午前中は屋内アトラクションを優先してトロッコは午後に狙う、という戦略が立てられます。
【参考】USJ公式 ショー&アトラクション休止情報(usj.co.jp)
ドンキーコング・カントリーに入るには、エリア入場確約券かアプリで取得する整理券(抽選券)が必要です。土日祝日は開園から30〜60分程度で整理券がなくなることもあります。整理券を確保してエリアに入ったのに、トロッコが運休中だったという状況は非常に悔しいものです。
しかし、整理券を無駄にしないための重要なポイントがあります。スーパー・ニンテンドー・ワールドへの整理券は「一度退場すると再入場できない」ルールになっており、エリアの外に出てしまうと同日中に戻ることはできません。つまり、トロッコが休止中でも、雨が止んで再開するまでエリア内で待機するのが最善策です。
エリア内の過ごし方としては以下が挙げられます。
- 🍌 ドンキーコング・カントリーのフードエリアでグルメを楽しむ
- 🎮 プレイエクスペリエンス(体を使うゲームコーナー)で時間をつぶす
- 📸 黄金のしんでんなどエリアのフォトスポットで写真撮影
- 🎯 マリオエリア(スーパー・ニンテンドー・ワールド本体)のアトラクションやミッションをこなす
また、試運転が始まったら再開のサインです。トロッコが誰も乗せずに走り始めたら、程なくして案内が開始されることが多いです。試運転の開始を確認してから並ぶと、最小限の待機時間で乗れる可能性があります。
遠方から来られた方は特に、この情報を覚えておけば大丈夫です。
休止リスクを根本から下げたいなら、来場日選びが鍵を握ります。ユニバは大阪市内に位置し、日本の気候上、梅雨(6月〜7月上旬)や台風シーズン(8月〜10月)は雨天・暴風のリスクが特に高まります。これらの時期にドンキーコングを確実に体験したいなら、晴れ予報の日だけに絞るか、旅程に余裕を持たせるのが得策です。
一方、冬(12月〜2月)は雨こそ少ないですが、今度は「寒さによる運休」のリスクが生まれます。実際に2025年2月8日には「寒すぎてドンキーコングやジュラパが休止」と報告されており、気温や強風が重なると屋外アトラクションは停止しやすくなります。
つまり、年間を通じて完璧な来場日は存在しません。ただし、比較的リスクが低い時期としては以下が挙げられます。
| 時期 | リスクレベル | 特徴 |
|------|------------|------|
| 3月〜4月(桜シーズン) | ★★☆ | 晴れの日多いが、春雨や強風に注意 |
| 11月(秋晴れ) | ★☆☆ | 比較的天候が安定、混雑もやや落ち着く |
| 5月(GW除く平日) | ★★☆ | 晴れ日多いがゲリラ豪雨に注意 |
| 梅雨・台風シーズン | ★★★ | 最もリスク高、要注意 |
平日の火・水・木曜日は土日より空いており、仮に午前中休止でも午後再開した際に比較的短い待ち時間で乗れる可能性があります。「平日の晴れ予報の日」が最もリスクと混雑の両面で有利です。
来場前日には必ず天気予報を確認するのが原則です。降水確率が50%を超えている日は、屋内アトラクションを軸にした計画に切り替えることも視野に入れましょう。マリオカート〜クッパの挑戦状〜(屋内)やハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー(屋内)は雨天でも安定して運営されます。
【参考】USJ雨の日のアトラクションまとめ・休止アトラクション一覧(castel.jp)