敵を倒しまくると、あなたのエンディングが最悪の結末に変わります。
まず大前提として知っておきたいのが、現時点で伝説のオウガバトルのNintendo Switch向けリメイクや新規移植は存在しないという点です。これは多くのプレイヤーが見落としているポイントで、「Switch版があるはず」と思い込んでいると購入前に混乱することになります。
本作はもともと1993年3月12日にスーパーファミコン向けに株式会社クエストから発売されたシミュレーションRPGです。その後、セガサターン版・プレイステーション版に移植されましたが、現在はスクウェア・エニックスが知的財産権を所有しています。Wii UおよびNew ニンテンドー3DSではバーチャルコンソール(VC)での配信が行われていましたが、こちらも現在はサービスが終了しています。
つまり基本が重要です。現在プレイしたい場合は、SFCの実機と中古カートリッジ、またはPlayStation版・セガサターン版のソフトを入手するという方法が現実的になります。攻略を始める前に、まずプレイ環境を整えることが第一歩です。
ゲームの内容としては、プレイヤーは解放軍を率いて大陸を支配する神聖ゼテギネア帝国に反乱を起こすという壮大なストーリーを体験できます。カオスフレーム・カリスマ(CHA)・アライメント(ALI)という独特の3つの数値が絡み合い、エンディングや仲間の加入条件に影響する設計になっています。単純な戦闘ゲームではありません。
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伝説のオウガバトル 対応機種・違い(gcgx.games)
カオスフレームを制する者がエンディングを制する、と言っても過言ではありません。これが攻略の核心です。
カオスフレーム(CF)はゲーム内の右上に表示される白いゲージで、民衆からの支持度を0〜100の数値で管理しています。初期値は50で始まります。数値が高いほど良いイベントが発生し、逆に低いと重要アイテムが手に入らなくなったり、仲間が加入しなかったりと大きな損失が発生します。75以上を維持するのが理想です。
カオスフレームが下がる代表的な条件を整理すると、「帝国軍に都市・教会を奪われると-5」「各ステージのクリア期限を超過すると収支のたびに-1」「クリア済みステージで収支が発生するたびに-1」「デスのタロットカードを引くと-2」などが挙げられます。意外と知られていない落とし穴が多いです。
カオスフレームを上げるには、ALI(アライメント)の高いユニット全員で都市を解放するのが基本です。計算式は「変動値=(ユニットのALI平均 − 都市モラル − |ユニットリーダー相性−都市好意度|)÷ 20」となっており、ユニット全員のALI平均が高いほど有利に働きます。相性の計算は難しいので、まずALI最優先と覚えておきましょう。
また、イベントの選択肢でもカオスフレームは大きく動きます。例えばジャンセニア湖のクラスノダールで「住人との会話にいいえ」を選ぶとなんと-10という大打撃を受けます。初見では善意の行動のように見えても、実際には大幅ダウンになる選択肢が多く存在するため、攻略サイトを事前に確認しながら進めることを強くおすすめします。
三神器の一つ「聖剣ブリュンヒルド」の入手にもカオスフレームが関係しており、カストラート海の北西にある隠れ教会をCF35以上の状態で解放する必要があります。これがないと真エンドへの道が完全に閉ざされる最重要アイテムです。見逃し厳禁です。
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伝説のオウガバトル カオスフレーム詳細解説(gcgx.games)
クラスチェンジはこのゲームの醍醐味のひとつですが、条件を理解していないと「クラスチェンジできない」という壁にぶつかります。CLASSチェンジの条件はキャラのレベル・ALI(アライメント)・CHA(カリスマ)の3つで判断されます。
例えば男性ファイターからナイトへのチェンジはLv5・CHA50以上・ALI50以上が必要で、さらにパラディンを目指すにはLv15・CHA60以上・ALI70以上と高い数値が求められます。クラスによってALIの範囲条件が大きく異なるため、戦闘で敵を倒しすぎてALIが下がると、上位クラスへのルートが閉じてしまいます。ALI管理は育成の根幹です。
注意が必要なのは人外クラスで、リッチやLサイズのモンスタークラスは一度チェンジすると下位クラスに戻れません。特に後悔するケースが多いのが、まだ育てきれていない状態でリッチにしてしまうパターンです。リッチはLv条件なしで「死者の指輪」さえあれば転職できる仕様なので、アイテムを手に入れたからといって即座に使うのは禁物です。Lv・ALI・CHAを整えてから転職しましょう。
特に強力なのが女性クラスのプリンセスで、転職には「ドリームクラウン」という専用アイテムが必要です。これはイベントのドロップや敵ユニット撃滅でのドロップでのみ入手できます。プリンセスは全体攻撃を持ちつつユニット全員の行動回数+1という破格の性能を誇るため、最優先で育成を目指したい存在です。これは必須です。
| クラス | 転職アイテム | 主な条件 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| リッチ | 死者の指輪 | ネクロマンサー経由 | 全体攻撃×4 |
| プリンセス | ドリームクラウン | アマゾネス系女性 | 全体攻撃+行動回数+1 |
| ドラゴンテイマー | ドラゴストーン | ビーストマスター経由 | ドラゴンを統率 |
| ヴァンパイア | ブラッドスペル | ナイト/ブラックナイト経由 | 特殊な吸血能力 |
| マッドハロウィン | くさったカボチャ | パンプキンヘッド経由 | ユニークな外見 |
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伝説のオウガバトル クラスチェンジ一覧(gcgx.games)
攻略の最大の鍵になるのが「死神部隊」の考え方です。これを知っているかどうかで、プレイの難易度が劇的に変わります。
伝説のオウガバトルでは、レベルの低い敵を倒しすぎるとそのキャラのALIが下がっていきます。ALIが低いユニットで都市を解放するとカオスフレームも下がる、という連鎖が発生します。これを防ぐために、「敵を倒すだけで都市解放はしない専用部隊」を2〜3隊用意するのが「死神部隊」です。役割分担が基本です。
死神部隊の理想編成は、移動速度が速い低空タイプにリッチとプリンセスを組み込んだ構成です。具体的には「ニンジャマスター+レイブン(前衛)・リッチ+プリンセス+ビショップ(後衛)」の5人構成が最終形です。リッチの全体攻撃×4とプリンセスの行動回数+1の組み合わせは、倒せない敵がいないほどの圧倒的な戦力になります。
序盤では即この編成は作れないので、まずファイターとクレリック、グリフォンを中心に育てていき、段階的に強化していく方針が現実的です。ウィザードをリッチへ育てることを見越してウィザードを早めに死神部隊に入れておくと、後半の育成がスムーズになります。将来性を意識した編成が重要です。
また、オピニオンリーダーのユニットには高コストのキャラを入れるという節約テクニックも見逃せません。マップ開始時、オピニオンリーダーの部隊は最初から派遣状態になっており、その日の派遣費用が発生しないためです。ランスロットのような高コストキャラをここに入れると、費用を大幅に節約できます。これは使えそうです。
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伝説のオウガバトル 攻略ヒント・死神部隊(gcgx.games)
本作のエンディングは全13種類という驚異のボリュームです。意外ですね。グッドエンド系・ノーマルエンド系・バッドエンド系の3タイプに大別され、スタッフロール時の背景色(青空・夕焼け・血の色)でタイプが一目でわかります。
エンディングを決定するのは「エンディングポイント」という数値で、計算式は「カオスフレーム + 主人公のALI + アイテムポイント(最大15)」です。グッドエンド系に到達するには125以上が必要で、例えばカオスフレーム100・主人公ALI100・アイテムポイント15という理想状態なら215にもなります。逆に49以下に落ちるとバッドエンド確定です。
最高のエンディング「ワールド(真エンド)」を迎えるには、エンディングポイント125以上に加えて、「三神器(聖剣ブリュンヒルド・聖杯・聖なる腕輪)」と「十二使徒の証(12種のアイテム)」の全所持、さらに仲間「トリスタンとラウニィー」がいることが条件となります。条件が多いのがこのゲームらしいところです。
特に注意が必要なのがアンタンジルのボス「暗黒のガルフ」を倒した後のイベントです。ブリュンヒルドを所持・カオスフレーム40以下・主人公ALI30以下という条件が重なると、ブリュンヒルドをガルフに譲渡するイベントが発生します。これを選ぶと真エンドへの道が完全に閉ざされます。この1点だけは絶対に覚えておいてください。
また「デネブを仲間にしながら真エンド」という一見矛盾した目標も、計画的なカオスフレーム管理で達成できます。デネブ加入条件はカオスフレーム40以下なので、デネブを仲間にした後に意図的にCFを75以上まで回復させる必要があります。クリア済みステージへ戻ってCFを意図的に下げるのとは逆に、ALIの高いユニットでひたすら都市解放を繰り返して上げる作業が必要です。やり込みの真骨頂です。
| エンディング名 | タイプ | 主な条件 |
|---|---|---|
| ワールド(真エンド) | グッドエンド | EP125以上・三神器・十二使徒・トリスタン&ラウニィー |
| エンペラー/エンプレス | グッドエンド | EP125以上・三神器のみ・男性/女性 |
| チャリオット | ノーマルエンド | EP50〜124・トリスタンあり |
| ハングドマン | ノーマルエンド | EP50〜124・トリスタンなし |
| デビル | バッドエンド | EP49以下・ガルフ加入 |
| タワー | バッドエンド | EP49以下(最低条件) |
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伝説のオウガバトル エンディング分岐条件まとめ(gcgx.games)
このゲームは「知らなかったでは済まない」トラップが数多く存在します。後悔する前に知っておきたいです。
まず最初に設定する主人公のクラスタイプと性別は、一度決めると変更不可の永続固定要素です。性別によって見られるエンディングの種類が変わるため、グッドエンドを全種コンプリートしたい場合は男女2周プレイが前提になります。初回プレイでは迷わず戦士タイプを選ぶのが攻略的に最適です。
次に見落としやすいのが仲間数の上限です。キャラクター数の上限は100人となっており、100人を超えると仲間加入の条件を満たしていてもイベントが発生しません。専用のメッセージが出るだけで、仲間が増えない状態になります。90人程度を目安にキャラ数を管理しておくことをおすすめします。
三神器の一つ「ブリュンヒルド」の入手を逃すと、隠しステージ「ドラゴンズヘヴン」にも行けなくなります。ドラゴンズヘヴンのクリアで「フォーチュン」エンディングが解放される隠しルートです。カストラート海は序盤〜中盤に訪れるステージのため、CF35以上を早期から維持しておく意識が大切です。
「デネブの庭」でデネブを仲間にすると、カオスフレームが-5されます。デネブ加入の段階でCFを40以下まで意図的に落とす必要があるため、その後に75以上まで回復させる手間が増えます。真エンドとデネブ加入の両立はやり込み要素に近い難易度です。挑戦する価値はあります。
もう一つ知っておきたいのが「タロットカードの所持上限は14枚」という点です。都市解放のたびにカードが増えるため、気づかぬうちに上限に達して重要なカードが入手できないケースがあります。不要なカードは積極的に戦闘で消費して、常に余裕を持たせておきましょう。所持管理が攻略の地味な鍵になります。
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伝説のオウガバトル 取り返しのつかない要素まとめ(gcgx.games)