シリーズ10年ぶりの新作なのに、無料体験版だけで13時間以上プレイできます。
『デジモンストーリー タイムストレンジャー』は、バンダイナムコエンターテインメントが開発・発売する育成RPGシリーズの最新作です。前作『デジモンストーリー サイバースルゥース ハッカーズメモリー』が2017年発売だったことから、実に約8〜10年ぶりの新タイトルとして発表当初から大きな注目を集めました。
PS5・Xbox Series X|S・Steam版が2025年10月2日(Steam版は10月3日)に発売され、Nintendo Switch™2/Switch版が2026年7月9日発売予定です。発売直後から評価が高く、「日本ゲーム大賞2025 フィーチャー部門」を受賞しています。これは注目すべき実績ですね。
物語の舞台は日本・東京。主人公は秘密組織のエージェントとして新宿を調査する中で、未知の生命体「デジモン」と出会い、世界崩壊の謎を追う旅に出ます。人間世界(新宿・秋葉原など実在の街並みが再現)とデジタルワールド「イリアス」という2つの世界を行き来するのが本作の大きな特徴です。つまり、現実の新宿をそのまま歩けるゲームです。
価格はPS5パッケージ版が希望小売価格8,910円(税込)。Switch2版通常版は7,920円(税込)となっています。
参考リンク(発売日・価格・対応ハードの公式仕様)。
デジモンストーリー タイムストレンジャー 公式サイト(バンダイナムコエンターテインメント)
本作が「シリーズ最多」と称される最大の理由は、育成可能なデジモンが450体以上に及ぶ点にあります。前作のサイバースルゥースが約320体だったことと比べると、実に130体以上の上乗せです。これほど多くのデジモンを揃えたタイトルは過去にありません。
育成システムの核となるのは「性格」要素です。各デジモンには個体ごとにランダムで「熱血」「冷静」などの性格が設定されており、性格によってレベルアップ時のステータス上昇幅が変わります。攻撃重視で育てたいなら攻撃寄りの性格に合わせる、といった細かいカスタマイズが可能です。性格はデジファームで後から変更できるため、入手直後に厳選する必要はありません。これは使えそうです。
さらにデジファームでは最大30体のデジモンを収容でき、特訓・レベル上げ・友情値上げを並行して行えます。特訓は1回30分かかりますが、ゲーム内通貨10,000YENを使えば即完了にできる時短機能も搭載されています。
進化・退化の両方に意味があるのも本作ならでは。成長限界に達したデジモンをあえて退化させることで、より強力な究極体への進化ルートが開放されるケースがあります。「退化=弱くなる」という常識を覆す育成設計が面白いところです。
デジモンの収集方法は「スキャン率」システムが採用されています。フィールド上の敵デジモンを倒すたびにスキャン率が上昇し、100%を超えた時点でそのデジモンを仲間にできる仕組みです。育成だけが基本です。
参考リンク(育成システムの詳細解説)。
PS Blog:種族×属性の育成システム詳細レビュー(プレイステーション公式ブログ)
戦闘面での最大の変化は、エンカウント方式がシンボルエンカウントに切り替わった点です。フィールド上にデジモンのシンボルが表示されており、プレイヤーは任意で近づくかどうか選べます。「デジアタック」と呼ばれる先制攻撃を仕掛ければ、戦闘開始前から敵にダメージを与えた状態で始められます。先手必勝が原則です。
パーティ編成は最大6体のデジモンを連れ歩けます。戦闘中は自分のターンを消費せずに自由にデジモンを入れ替えられるため、敵の属性・弱点に合わせたリアルタイムな編成変更が戦略の要になります。また新要素「クロスアーツ」は、敵の弱点を突いたり特定行動をとることで溜まる「CP」を消費して放つ必殺技システムです。プレイヤーキャラクターが直接介入する形で、デジモンをサポートしたり敵全体を攻撃したりと多彩な効果があります。
戦闘速度は最大5倍速まで対応しており、周回やレベル上げ作業の負担を大きく減らしています。5倍速は快適ですね。
探索面では「デジライド」という移動システムが新たに加わりました。デジモンの背中に乗って広大なマップを高速移動できる機能で、フィールドのスケール感を損なわずに移動ストレスを解消しています。Switch2版ではTV出力時に最大4K(3840×2160)・HDR対応となるため、美麗なデジタルワールドをより高精細に楽しめます。
参考リンク(バトル・デジライドシステムの試遊レビュー)。
PS Blog:試遊レビュー&インタビュー「10年ぶりの新作は時を超越する絆の物語」(プレイステーション公式ブログ)
本作ではゲーム本編の発売後も有料DLCが継続的に配信されており、シーズンパスとして3つの「追加デジモン&エピソードパック」がリリース予定(もしくは配信済み)です。各パックには究極体デジモン5体の進化ルート追加と、本編では語られなかった新規ストーリーエピソードが収録されています。
シーズンパスを購入すると3つのDLCがまとめて手に入り、特典として「デジファームグッズ:金のモアイ」も付属します。1弾ずつ個別購入するよりも、シーズンパスのほうがお得な設計になっています。シーズンパスが条件です。
また、コスチュームDLC(1,650円)では「選ばれし子どもたちセット」などの衣装が手に入り、育成ゲームとしてのビジュアルカスタマイズも楽しめます。なお、Nintendo Switch2版の追加コンテンツは旧Switch版では使用不可となっている点には注意が必要です。購入前にハードのバージョンを確認する、それだけ覚えておけばOKです。
参考リンク(DLC内容と価格の一覧)。
App Media:タイムストレンジャー DLCは買うべき?内容と価格一覧
「デジモンのゲームは設定が難しそう」と感じて手を出せずにいる人は多いはずです。結論から言うと、タイムストレンジャーはシリーズ未経験者にこそ向いています。
第一に、主人公が最初からデジモンを知らない設定になっています。主人公自身がデジモンの世界に初めて踏み込むキャラクターなので、プレイヤーと同じ目線でデジモンの生態・進化・世界観の仕組みが自然に説明されます。前作のキャラクターや用語を知っていなくても、全くついていけなくなる場面は生じません。
第二に、難易度設定が柔軟です。ゲーム中いつでも難易度変更が可能で、ストーリーを重視したい人はEASYに、歯ごたえを求める人はHARDにと切り替えられます。EASYなら問題ありません。
第三に、前述のとおり無料体験版が配信されており、セーブデータを本編にそのまま引き継げます。体験版のプレイ時間は最大13時間以上という破格の内容で、「合わなかったら購入しない」という判断が安全にできます。実際に購入前に約半日分のプレイができる体験版は、購入リスクを大きく下げてくれる大きなメリットです。これは使えそうです。
一方で、デジモンシリーズのファン向けにも配慮されています。ゲーム内の新宿・秋葉原では他のデジモンコンテンツとのコラボ要素が登場するなど、長年のファンへのサービスも随所に盛り込まれています。育成RPGが好きな人・モンスター収集が好きな人・王道のストーリーRPGが好きな人なら、どのプレイスタイルでも満足できる設計です。
| こんな人に向いている | 理由 |
|---|---|
| シリーズ未経験者 | 主人公も初心者設定。世界観がゼロから説明される |
| ポケモン・モンスター収集系が好き | 450体以上のデジモンを収集・育成できる |
| やりこみが好き | デジモンコンプリートで50時間以上のボリューム |
| Switch2ユーザー | 4K/HDR対応、60fps(パフォーマンスモード)でプレイ可能 |
参考リンク(初心者向け・レビュー記事)。

バンダイ(BANDAI) デジモンカードゲーム ブースターパック TIME STRANGER【BT-24】 (BOX)24パック入り