円盤がほぼ売れなかったアニメが、2期制作を勝ち取りました。
アニメ『アンデッドアンラック』の第2期制作決定が発表されたのは、2025年12月25日深夜のことです。MBS・TBS系で放送されたTVスペシャル「Winter編」の本編が終わった直後、その場で公式から2期制作決定のアナウンスが行われました。
原作者・戸塚慶文による描き下ろしイラストも同時に公開されています。公開されたイラストには、決意を秘めた鋭い視線で前を見据えるシェン(シェン=シアン)の姿が描かれており、2期への期待を高める内容でした。
つまり、TVスペシャルと2期発表がセットになっていたということです。
この発表を受けて、集英社の公式ページも2026年1月7日に「TVアニメ第2期制作決定!」と正式に告知。公式Xアカウントの名称も「第2期制作決定」の文言を含むものに変更され、ファンの間では歓喜の声が上がりました。2期の制作詳細については「順次発表」とされており、放送時期などの具体的な情報はまだ明らかになっていません。
注目すべき点は、一般的にアニメの続編制作が決まる背景には「円盤の売上」が重要視されることが多い点です。しかし、アンデラのBlu-ray第1巻の初動売上は公表されないほど低調だったと言われています。300枚以下の可能性があるとも指摘されており、通常なら続編がつかない水準です。にもかかわらず2期が実現した背景には、海外での強い評価と、配信プラットフォームでの着実な再生数、そして原作の完結による「全27巻分のストーリーを描ける」という強みがあったとみられます。
2期制作が本当に決まった、ということですね。
アニメ1期は全24話で、原作コミックスの第7巻途中・第53話「紅茶はあるかい」付近までが描かれました。ここでは「オータム戦」が描かれ、アンディと風子が互いの能力を進化させていく過程が大きな見せ場になっています。
したがって、アニメ2期はおおむね原作8巻前後から始まると予想されます。
この先の展開が非常に重要です。原作8巻〜12巻あたりには、ユニオンとアンダーの全面衝突、そして各キャラクターの過去や動機が深掘りされる「クエスト戦」が描かれます。バトルの規模が一気に広がる局面であり、アニメとして映像化された際の迫力が期待されているパートです。
また、注目のキャラクター・シェンがより前面に出てくる展開もこのあたりから本格化します。2期の制作決定発表に際して彼のイラストが使われたことは、意図的な選択と見ていいでしょう。
原作は2025年1月27日発売の『週刊少年ジャンプ』9号にて全239話で完結しており、単行本は全27巻が揃っています。つまり、原作ストックは十分すぎるほど確保されているわけです。
2期以降を先取りしたい方は、原作8巻から読み始めるのが一番スムーズです。電子書籍サービスを使えば即日入手でき、U-NEXTのような月額サービスなら初月無料期間に数冊まとめ読みすることも可能です。
集英社:「アンデッドアンラック」コミックス情報ページ(全27巻・完結)
原作が完結済みというのは、ファンにとっては安心材料ですね。
アニメ1期と2期(およびその前哨戦となるTVスペシャル「Winter編」)では、制作体制に大きな変化が生じています。これは見逃せないポイントです。
アニメ1期は、監督・八瀬祐樹のもと、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズや『炎炎ノ消防隊』で知られるdavid productionが制作を担当していました。キャラクターデザインは守岡英行が担当し、OPテーマをMILLENNIUM PARADEとKing Gnuのコラボ曲が飾るなど、音楽面でも話題を集めた作品です。
Winter編と2期は、新たにE&H productionが制作を担当します。
E&H productionは、監督の朴性厚(パク・ソンフ)が立ち上げたスタジオです。朴監督は、『呪術廻戦』第1期や劇場版『呪術廻戦 0』、さらに近作『BULLET/BULLET』など、話題作を次々と手がけてきた実力派のアニメーターです。つまり、作画クオリティと演出面で全く異なる色が加わると考えていいでしょう。
制作会社は違いますが、コアスタッフには連続性もあります。編集の廣瀬清志や音楽の末廣健一郎はWinter編でも続投しており、作品の雰囲気を大きく壊さない配慮がなされています。また、開発協力としてdavid productionの名前も残っているため、1期のデザインアセットや設定が完全に引き継がれる体制が整っています。
声優陣はアンディ役の中村悠一、出雲風子役の佳原萌枝をはじめ、主要キャスト全員が続投しています。これは長期シリーズを愛するファンにとって重要な継続性です。
制作体制の変化は2期への期待材料です。
ナタリー:「アンデッドアンラック」第2期制作決定発表と戸塚慶文描き下ろしイラスト公開
2期の放送に備えて1期を予習したいと考えているなら、配信サービスの選択が思いのほか重要です。
実は、アンデッドアンラック1期の全24話はTVer(無料)では視聴できません。見逃し配信は期限切れとなっているため、有料の動画配信サービスが必要になります。
現在、1期全話が視聴できる主な配信サービスは以下のとおりです。
| サービス名 | 月額(税込) | 無料期間 |
|---|---|---|
| U-NEXT | 2,189円 | 31日間 |
| Amazonプライムビデオ | 600円 | 30日間 |
| dアニメストア | 660円 | 31日間 |
| Hulu | 1,026円 | なし |
| NETFLIX | 890円〜 | なし |
コスパが最優先なら、Amazonプライムビデオが圧倒的です。月額600円で映画・ドラマ・バラエティとまとめて楽しめる上に、アンデラ1期も全話見放題で対応しています。「アニメだけ観れればいい」という方であれば月額660円のdアニメストアが最も効率的です。アニメの配信数はトップクラスで、5,300作品以上が見放題で揃っています。
TVスペシャル「Winter編」もABEMAで過去に無料配信されており、各配信サービスでも引き続き視聴可能です。2期が始まる前に1期+Winter編を一気見しておくと、ストーリーの流れが格段につかみやすくなります。
サービスを選んだら、あとは登録するだけです。
原作が全27巻・全239話で完結しているという事実は、2期にとって単なる「ストック確保」以上の意味を持っています。
まず制作サイドが「全体の設計図」を持った状態で作れる点が挙げられます。1期は原作が進行中の状態で制作されたため、終盤の展開に合わせた演出の「仕込み」が難しかった面がありました。
一方、2期以降は全239話分の伏線・結末が既知の状態で製作に入れます。
これは視聴者にとっても重要です。原作ファンの間で長年語られてきた伏線——たとえばループという構造が物語全体に与える影響、アンディの正体にまつわる謎、各否定者たちの能力の進化——これらをアニメスタッフが最初から意識した演出として盛り込める環境が整っています。つまり、伏線の「張り方」が1期より洗練されたものになる可能性が高いのです。
また、海外評価の高さも見逃せません。アニメ情報サイト「Anime Corner」では、1話放送週にウィークリーランキング5位を記録しています。日本国内の円盤売上が低調だったにもかかわらず2期が実現した背景には、国内より海外の需要が大きく貢献したとみられています。NETFLIXでの全世界同時配信という流通の変化が、「円盤が売れなくても続編が作られる」新時代を象徴するケースとして業界内でも注目されています。
結論は、2期は「完成度の高い原作を全部映像化できる」というチャンスです。
2期放送開始のタイミングで、あらかじめ原作8巻以降に目を通しておくと、アニメの演出意図がより深く楽しめます。「先に原作で読んでしまうと楽しみが減る」と感じる方は逆に「アニメで初見」を守るのも、それはそれで贅沢な楽しみ方と言えるでしょう。どちらの楽しみ方も間違いではありません。
オリコンニュース:「アンデッドアンラック」第2期制作決定・シェン描き下ろしイラスト公開(2025年12月26日)

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