AWキャラでメインを張ると、クリアまでに余計な時間が数十時間ふえます。
本作は2017年3月16日にPS4・PS Vitaで発売された、バンダイナムコエンターテインメント製のアクションRPGです。開発は前作『ロスト・ソング』でも担当したアートディンクが手がけており、英語版も同年7月7日にリリースされています。
ALfheim Online(ALO)で平和な日々を過ごしていたキリトとアスナのもとに、ある日突然「緊急メンテナンス」の告知が届きます。様子がおかしいユイがどこかへ消え、2人が追いかけると謎の黒い機械生命体に襲われます。そして現れるのが「我が名はブラック・ロータス!」という名乗りを上げる黒雪姫です。なぜ約20年後の未来に生きるはずのアクセル・ワールドのキャラクターたちが、SAOの時代のALOに現れたのか——その謎を解き明かすことが本作のメインテーマです。
つまり「時間軸を超えた2つの世界の衝突」がストーリーの核心です。
原作者・川原礫が原案を提供したオリジナルストーリーである点が、ファンに特に注目されています。SAOとAWは同じ世界の未来と過去に位置する同一宇宙の物語であり、その設定を最大限に活かしたゲーム独自のシナリオが展開されます。どちらか一方しか知らなくても楽しめる構造になっていますが、両作品を知っているプレイヤーほど伏線や掛け合いを深く堪能できます。
ストーリーに深みが増す仕組みですね。
本作の舞台である「空都ライン」と呼ばれる浮遊都市や、ALOの広大なフィールドはオリジナルデザインで描かれており、ゲームならではのビジュアルも見どころのひとつです。AW側のデュエルアバターがSAO世界の魔法や自然環境の中で戦う光景は、原作ファンには感慨深いものがあります。
参考:PlayStation Storeの本作公式ページ(川原礫原案のオリジナルストーリー詳細)
PlayStation Store|アクセル・ワールド VS ソードアート・オンライン 千年の黄昏
本作に登場するプレイアブルキャラクターは、初期・ストーリー加入・DLC含めると合計50体以上にのぼります。これはキャラゲーとしては破格のボリュームです。
SAO側のキャラクターはキリト・アスナを筆頭に、シノン・ユウキ・リーファ・ストレア・フィリア・リズベット・シリカ・アルゴ・クライン・エギルなど多数が参戦しています。さらにDLCでは「アリス」「ユージオ」「妖精王 オベイロン」「ヒースクリフ」なども追加されました。これらのDLCキャラは2017年7月7日に配信された有料コンテンツ「異世界からの漂流者」(2,000円)に収録されており、ヒースクリフは同年7月27日に500円で追加配信されています。
AW側からはブラック・ロータス(黒雪姫)・シルバー・クロウ(有田春雪)・スカーレット・レイン・スカイ・レイカー・ライム・ベル・シアン・パイル・ブラッド・レパードなどが登場します。さらにサイドエピソードをクリアすることでイエロー・レディオ・ブルー・ナイト・パープル・ソーンなど「七王」と呼ばれる強力なキャラクターたちも仲間にできます。
キャラごとに飛行・瞬間移動・近接・遠距離・魔法などの特性が明確に分かれているのが特徴です。SAOキャラは基本的に空を自由に飛行でき、AWキャラは「アクセル・ムーヴ」と呼ばれる瞬間移動で戦います。ただし例外としてAW側のシルバー・クロウのみが完全飛行に対応しており、AWキャラの中でも特別な存在です。これは原作でシルバー・クロウが「飛翔能力」を持つことに由来しています。
シルバー・クロウは例外です。
攻略面で特に注目すべきキャラは「ストレア」です。LV1100時点でHP+21,397という圧倒的な耐久力を誇り、対ボス戦での安定感はトップクラスです。遠距離・連続攻撃をこなす「シノン」も育成が進むとストレアに次ぐ強さを発揮するといわれています。また「エギル」のHP+22,523は全キャラ中でも最高水準の耐久値で、タンクとして前線を安定させたい場面に重宝します。
参考:プレイアブルキャラ一覧の詳細(加入条件・能力値を網羅した攻略ページ)
アクセルソード攻略Wiki|プレイアブルキャラ一覧・加入方法
本作の戦闘システムは前作『ソードアート・オンライン ロスト・ソング』を大幅にブラッシュアップしたリアルタイムアクションです。広大なフィールドや高低差のあるダンジョンを舞台に、空中戦メインのダイナミックなバトルが展開されます。
SAOキャラは飛行ゲージを消費してフィールドを縦横無尽に飛び回ることができ、「ブースト飛行」を使うと加速して敵に一気に近づくことも可能です。一方AWキャラはアクセル・ムーヴで横方向へ瞬間移動したり、ボタン長押しで大ジャンプするといった独自アクションを駆使します。慣れれば敵の目前に瞬時に現れて攻撃する快感があり、これはこれで独特の面白さがあります。
ただし、フィールドを飛び回るモンスターが非常に多い本作では、空中戦に特化したSAOキャラのほうが動きやすい場面が多くなります。AWキャラは飛行できないぶん地上での立ち回りが必要で、慣れないうちは苦戦しやすいです。これが「AWキャラメインはおすすめしにくい」といわれる主な理由です。
AWキャラは空中戦が苦手なのが条件です。
特定のモンスターを撃破したり、エリアを一定時間探索したりすることでスキル熟練度が上昇し、各キャラクターが成長していきます。武器はレア度1から10まで強化でき、最高レアリティの武器をレア10にするためには多数のボスドロップ素材が必要になります。素材集めを「スカーレット・レイン」で行うのが効率的とされており、彼女のBP(バースト・ポイント)稼ぎ能力を活かしてショップで強化素材を購入するルートが定番です。
マルチプレイに目を向けると、最大4人によるオンライン協力探索と最大4vs4のPvP対戦が用意されています。PvP対戦では集中攻撃や役割分担が勝負の鍵となり、単純な火力だけでなく連携が重要です。ソロだとどうしても苦戦しがちな場面でも、マルチに切り替えることで効率が大きく改善されます。
参考:ファミ通によるゲームシステム紹介記事(PvP対戦・キャラクター紹介の詳細解説)
ファミ通|アクセル・ワールド VS ソードアート・オンライン 千年の黄昏 システム紹介
本作最大の特徴のひとつが、圧倒的なやりこみ量です。プラチナトロフィー(トロコン)を目指す場合、放置時間を含めると100時間以上のプレイが必要になります。これはちょうどひと月分の「通勤電車での移動時間」を毎日30分使い続けてもまだ足りない計算です。
最もボリュームを占めるのが「称号」の収集です。本作には約130種類の称号が設定されており、そのうち100個を集めることがトロコンの必須条件のひとつになっています。称号の内容は多岐にわたり、「特定のスキルの熟練度を500にする」「特定の敵を300体倒す」「特定フィールドに10時間滞在する」「累計100時間プレイする」など、地道な積み重ねが求められるものが多数含まれます。
これは時間がかかりますね。
DLCのシーズンパスも活用すると、より多くのキャラクターとサイドエピソードを楽しめます。シーズンパスには「アリス・ユージオ・オベイロン」を含む「異世界からの漂流者」と「ヒースクリフ」「ペルソナ・ヴァベル」などの追加キャラ・エピソードが含まれており、個別購入よりまとめてお得に入手できます。DLCキャラのうち「ユナ」は劇場版SAO「オーディナル・スケール」との連動で追加された特殊なキャラクターで、飛行はできないもののAWキャラ同様の「アクセル・ファクト」を使用可能という珍しい仕様です。
武器強化の面では、レア1の武器をレア10まで育て上げるトロフィーが「1、2を争うほど大変」と評されています。ボスのレアドロを大量に集めなければならず、称号集めと並行して進めるのが時間効率の観点からも賢明です。素材集めと称号収集を同時並行するのが基本です。
オンラインマルチを使えばソロよりも効率的に素材やBPを稼げる場面があります。称号の中にはオンライン協力プレイで達成しやすいものも含まれているため、フレンドや野良マッチングを積極的に活用することが、トロコンへの近道になります。ただし現在(2026年)はオンラインの過疎化が進んでいる可能性があるため、フレンドと一緒に遊ぶか、SNSや攻略コミュニティでマルチ募集を探してみるのが現実的です。
参考:プレイ日記による称号・やりこみ要素の詳細まとめ(実際のプレイ体験記)
千年の黄昏プレイ日記|称号・フレンドクエストのやりこみ体験
本作が単なるキャラゲーにとどまらない理由のひとつが、充実した「掛け合いイベント」です。ストーリー進行に合わせてキャラクターたちが一枚絵つきのイベントシーンを披露しており、SAOとAWキャラが作品の枠を超えてどのように反応し合うかを楽しめます。
特に注目すべきは、SAOの「ストレア」とAWの「黒雪姫(ブラック・ロータス)」が同じ声優・日笠陽子さんによって演じられているという点です。この2キャラは本作のストーリー中で大きく活躍するシーンが多く、同一声優が2役を演じる場面での独特の演技に注目するだけで、ゲームのプレイ体験がひとつ上の次元になります。声優ファンにとっては特に見逃せないポイントです。
これは気づいたら得ですね。
また、「意外な組み合わせの掛け合い」も本作の大きな見どころです。SAOのキャラとAWのキャラが会話するシーンは、原作では基本的に実現しないもの。ゲームオリジナルだからこそ生まれた組み合わせの数々が、プレイヤーの想像力をかき立てます。全キャラクターのフレンドイベント(握手マーク)を集めるためには、各キャラを育成しながらサイドエピソードをこなす必要があり、コンプリートを目指すプロセス自体が「この世界に浸る時間」になります。
ADVパートではイラストつきの会話シーンが展開され、テキストを読むだけでもファンとしての満足感が得られます。原作アニメを見ていた人はキャラクターたちのセリフまわしに懐かしさを感じ、逆にゲームから入ったプレイヤーが原作アニメへ興味を持つきっかけにもなっています。実際に「このゲームでレインというキャラクターを知り、原作であるロスト・ソングを購入した」というプレイヤーの声もあります。つまり本作は単なるファン向けゲームではなく、両作品への入り口にもなりうる存在です。
なお、原作知識がまったくない状態でも基本的なストーリーは理解できますが、ゲームの魅力を最大限に引き出すためには、SAOのアニメ第1期・第2期と、AWのアニメ全話程度を事前に視聴しておくことをすすめます。Netflixや各種アニメ配信サービスで視聴できるので、プレイ前に予習しておくと掛け合いの面白さが格段に増します。
| キャラクター | 担当声優 | 本作での注目ポイント |
|---|---|---|
| 黒雪姫(ブラック・ロータス) | 日笠陽子 | ストレアと同じ声優が演じる2役の妙 |
| ストレア | 日笠陽子 | タンク最強クラス、声優ファンは必見 |
| キリト | 松岡禎丞 | SAO側の主軸。初期から使用可能 |
| シルバー・クロウ | 三瓶由布子 | AW唯一の完全飛行キャラ |
| ユウキ | 早見沙織 | DLCなしで使える高火力アタッカー |