赤毛のアン舞台の地図で巡るプリンスエドワード島完全ガイド

赤毛のアンの舞台・プリンスエドワード島を地図で確認しながら聖地巡礼したい方へ。グリーンゲイブルズやアヴォンリーのモデル地・キャベンディッシュなど、現地スポットの場所や行き方を詳しく解説。旅費や季節の注意点まで、あなたはどこから巡りますか?

赤毛のアン舞台の地図で押さえるプリンスエドワード島の全貌

グリーンゲイブルズはカナダの地名ではなく、「緑の切妻屋根の家」という建物の名前です。


この記事でわかること
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舞台の地図と場所

アヴォンリーのモデル・キャベンディッシュ村はどこにある?プリンスエドワード島の位置と主要スポットの地図上の関係を解説。

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グリーンゲイブルズ周辺スポット

恋人の小径、お化けの森、郵便局など、物語に登場する場所を地図と合わせて紹介。

✈️
アクセスと旅費の目安

日本からの行き方・所要時間・5泊で30〜40万円以上の費用感まで、事前に知っておきたい情報をまとめ。


赤毛のアン舞台の地図上の位置:プリンスエドワード島はどこにある?


「赤毛のアン」の舞台となったプリンスエドワード島(略称:PEI)は、カナダ東端のセントローレンス湾に浮かぶ細長い島です。地図で確認すると、アメリカ東海岸のニューヨークよりもはるか北東、カナダ本土から海峡を挟んだ沖合に位置しています。翼を広げたような細長い形で全長は約225km、幅は最も広いところでも約60kmと、地図上では非常にスリムな印象を受けます。


面積は約5,660㎢で、愛媛県とほぼ同じ大きさです。「愛媛県くらいの島なんだ」と思うと、急にイメージしやすくなりますね。緯度は北海道の稚内よりもやや北に位置しており、冬は積雪も多く、夏でも朝晩は冷え込みます。


この島はカナダで最も小さな州でもあり、州都はシャーロットタウン。物語にも実在の地名として登場し、現地でもにぎやかな観光拠点になっています。


なお、プリンスエドワード島とカナダ本土は、1997年に開通したコンフェデレーション橋(全長約13km)でつながっています。橋が開通する前は船でしか渡れなかったため、島の独自文化が長く保たれてきました。この橋の開通後、観光客数は61%増加したというデータもあります。


地図でプリンスエドワード島の全体を把握するなら、まず①州都シャーロットタウン(島の中南部)、②観光の中心キャベンディッシュ(島の北部海岸沿い)という2つの拠点の位置関係を確認しておくと便利です。この2点間は車で約40分の距離です。


プリンスエドワード島観光局の公式日本語サイト(地図・スポット情報あり)


赤毛のアン舞台「アヴォンリー」の地図上のモデル:キャベンディッシュ村を解説

物語の中心地「アヴォンリー村」は、実は地図上には存在しない架空の地名です。これが意外なポイントです。アヴォンリーのモデルとなったのは、プリンスエドワード島北部海岸に実在する「キャベンディッシュ村」で、作者のルーシー・モード・モンゴメリ自身がこの村で育ちました。


物語に登場する架空の地名を整理すると次のようになります。




















物語の地名 実際のモデル地(地図上の場所)
アヴォンリー村 キャベンディッシュ村(PEI北部海岸)
カーモディ スタンリー(キャベンディッシュから約5km南)
シャーロットタウン シャーロットタウン(そのまま実在する州都)


つまり「アヴォンリー」という表記は地図では見つかりません。キャベンディッシュという地名で検索する必要があります。


キャベンディッシュ村はセントローレンス湾(海)に面した小さな村で、グリーンゲイブルズのほかにもモンゴメリゆかりのスポットが徒歩圏内に点在しています。村の北にはキャベンディッシュビーが広がり、物語の中でアンが眺めた海の風景をそのまま感じることができます。物語の世界と現実の地図がぴたりと重なる瞬間です。


作家のモンゴメリは「キャベンディッシュは海辺の村なのに、物語のアヴォンリーは内陸の村として描いた」という点が、地理的な不思議として知られています。つまり「アヴォンリーはキャベンディッシュそのものではなく、モンゴメリが意図的にアレンジした架空の村」と理解しておくと、地図を見ながらより深く聖地巡礼を楽しめます。


クロスロードツアーズ:キャベンディッシュ観光情報(スポット解説あり)


赤毛のアン舞台のメインスポット「グリーンゲイブルズ」の地図と見どころ

グリーンゲイブルズ(Green Gables Heritage Place)は、プリンスエドワード島国立公園内のキャベンディッシュに位置する、赤毛のアン聖地巡礼の核心地です。地図で見ると、キャベンディッシュ海岸からも歩いて行ける距離にあります。カナダ国立公園局が管理・運営しており、物語の時代の雰囲気を再現した家の内部と、周辺の散策路が整備されています。


入場料の目安は大人約8〜9カナダドル(2025〜2026年現在)です。2026年2月時点で1カナダドルは約113円なので、日本円換算で約900〜1,000円程度です。


家の中では、アンの部屋やマリラの部屋、マシューの部屋などが当時の雰囲気のまま再現されており、物語の世界に入り込んだような感覚を得られます。グリーンゲイブルズの裏手には「恋人の小径」が続いており、アンとダイアナが学校への行き帰りに使っていた木々のトンネルを歩くことができます。小川のせせらぎと木漏れ日が美しく、モンゴメリ自身も「恋人の小径」と呼んで気に入っていた道です。


一方、グリーンゲイブルズの正面からは「お化けの森」へつながる道があります。昼間でも薄暗く、ひんやりとした空気が漂い、アンとダイアナが怖がった雰囲気がしっかり残っています。アンの部屋の窓からもこの森が見え、物語の描写と実際の景色が重なります。


散策のコツとして、午前中は比較的空いていて撮影もしやすく、夏のシーズン(6〜9月)はミュージカル観覧とセット訪問がとくにおすすめです。グリーンゲイブルズは夏季に日本語ガイドツアーに参加する形で訪れると、物語とのつながりが格段に深まります。


グリーンゲイブルズとキャベンディッシュ観光スポット詳細(地図付き)


赤毛のアン舞台の地図で見落としがちなキャベンディッシュ周辺スポット

キャベンディッシュ村には、グリーンゲイブルズ以外にも地図を片手に巡りたいスポットが複数あります。観光客の多くがグリーンゲイブルズだけで満足して帰ってしまいますが、実はその周辺にモンゴメリファン必見の場所が徒歩または短距離の車移動で立ち寄れます。


まず「モンゴメリの住居跡」は、『赤毛のアン』を実際に執筆した場所です。モンゴメリは1874年にこのキャベンディッシュで生まれ育ち、祖父母の家に住みながら小説を書きました。今は建物こそ残っていませんが、基礎部分と庭の跡が保存されており、案内板で説明が読めます。


次に「キャベンディッシュ共同墓地」には、モンゴメリ自身が眠っています。彼女の墓石からはグリーンゲイブルズ方面が見渡せ、「アンが愛した島を見守るように眠っている」という言葉がぴったりくる場所です。


ユニークなスポットが「グリーンゲイブルズ郵便局」です。ここから手紙やポストカードを出すと、アンと三つ編みが描かれた特別デザインの消印を押してもらえます。自分宛に送れば、旅の記念として日本に届く形になります。これは地図の上では小さな点ですが、体験としての満足度はとても高いスポットです。


また、「アボンリービレッジ」はアヴォンリー村を再現したテーマパーク的なエリアで、物語に関連するショップやカフェが集まっています。地元で絶大な人気を誇るアイスクリーム店「COWS(カウズ)」もここにあり、旅行者の口コミでも高く評価されています。観光・食事・お土産が一か所でそろう効率的なスポットです。


これらのスポットはキャベンディッシュ村の比較的狭いエリアに集中しており、地図で確認すると半日もあればひととおり周れる距離感です。確認しておくと時間を無駄にしません。


赤毛のアン舞台へ実際に行くための地図活用術と旅費の現実

「地図で確認した、行ってみたい」と思ったときに気になるのが、実際の旅費とアクセス方法です。プリンスエドワード島への旅は、決して安くはありません。現実の数字を知っておくことが大切です。


日本からのルートは、エアカナダなどでトロントまで約12〜13時間、そこから国内線でシャーロットタウン空港まで約2〜2時間半が一般的です。乗り継ぎ時間を含めると、ドア・トゥ・ドアでは18〜24時間かかります。


旅費の目安は、5泊6日で総額30〜40万円以上が相場です。内訳は、移動費(往復航空券)が15〜30万円、宿泊費が5〜10万円、食費・雑費が5〜8万円程度です。



  • 📅 ベストシーズン(7〜8月)は旅費が5〜10万円ほど高くなる傾向があります。

  • 💡 1月下旬〜3月中旬が最安値シーズンで、航空券が通常の半額程度になることも。ただし冬季は多くの観光施設が閉鎖されます。

  • 🚗 島内の移動はレンタカーが最もスムーズ。シャーロットタウン〜キャベンディッシュは車で約40分です。

  • 🗣️ 日本語ガイド付き1日バスツアーも充実しており、免許がなくても主要スポットを効率的に巡れます。


地図でスポットを事前に確認しておくと、ツアーか個人手配かの判断もしやすくなります。グリーンゲイブルズとキャベンディッシュ周辺のスポットはまとまっているため、シャーロットタウンを拠点にして1〜2日でひととおり巡るのが現実的なプランです。


旅費が高い分、準備がそのまま旅の質につながります。事前にプリンスエドワード島観光局の公式地図やGoogleマップでルートを確認しておくことが、現地での時間の使い方に直結します。地図の確認だけは念入りに行いましょう。


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阪急交通社:プリンスエドワード島旅行費用の目安と旅行プランの解説




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