「完全版」と「放送版(通常ver)」のいちばん分かりやすい違いは、映像表現の規制の強さです。多くの比較記事では、放送版は光・湯気・モザイクなどで隠しが入り、完全版はそれらが外れて“無修正に近い見え方”になる、という整理がされています。実際に「通常ver/もっとたゆたゆver/完全版」と複数バージョンがある前提で、完全版を“規制なし寄り”として説明している記事が複数見つかります。
ここで注意したいのは、「ストーリーが大きく変わるか?」という点です。結論としては、話の筋自体は同じで、視覚的な規制(どこまで隠すか)の違いが中心だと整理されることがほとんどです。つまり“内容が別物になる”というより、“同じ内容をどのテンションで見られるか”が分岐します。
参考)なんでここに先生が!? 完全版と通常版の違いを徹底比較
判断軸を読者向けに言語化すると、次のようになります。
※中間版を含む3バージョン構成は複数サイトで明記されています。
検索上位で頻出するのが「もっとたゆたゆver」というワードで、これは放送版より規制が弱いが、完全版ほどではない“中間バージョン”として語られます。たとえば比較記事では、通常verはモザイク箇所が多く、もっとたゆたゆverは一部モザイクが減り、完全版はモザイクがない、という段階的な説明がされています。
この中間版がややこしいのは、視聴者の体感が「どこが隠れているか」だけでなく、「ギャグのテンポ」にも影響しやすい点です。隠しの演出が多いと、画面情報が意図的に欠けるため“間(ま)”が変わり、笑いの勢いが弱く感じる人もいます。完全版は“できるだけカットせず”という趣旨で説明されることがあり、結果的にテンポの満足度につながる、という語られ方をします。
参考)アニメ『なんでここに先生が!?』完全版の違いと視聴方法 - …
迷ったときの現実的な選び方はこうです。
なお、版の違いは配信サービス側の方針・放送基準とも絡む、という説明も見られます。
「完全版を“確実に”押さえたい」なら、Blu-ray BOXの仕様確認が最短ルートです。キングレコードの公式商品情報では、Blu-ray BOX(2019/12/11発売)はDISC1に「限界突破の完全版本編1時限目〜12時限目+映像特典(テレビ未放送オリジナルエピソード13時限目等)」、DISC2に「テレビ放送版本編1時限目〜12時限目」、さらにサントラCDが付く3枚組と明記されています。
つまりパッケージとしては、放送版と完全版を“同じBOXで比較できる”作りです。配信だとバージョン表記が分かりにくいことがありますが、BOXはディスク構成で明示されるため、買い切り派にとっては安心材料になります。
参考)なんでここに先生がは、ver.によって何が違いますか? - …
また、アスミック・エース側の作品情報でも、全13話(放送分12話+特典映像1話)や、DISC構成・映像特典の内容が具体的に掲載されています。特典映像として「テレビ未放映オリジナルエピソード 13時限目(12分)」が含まれること、ノンテロップOPが放送版・完全版で分かれていることなど、比較好きには刺さる要素が揃っています。
参考)アニメ「なんでここに先生が!?」通常版と完全版の違い|もっと…
参考:Blu-ray BOXの公式仕様(DISC構成・完全版/放送版の収録範囲)
キングレコード公式:Blu-ray BOX 商品詳細
参考:作品情報(全13話、映像特典の内訳、パッケージ仕様)
アスミック・エース公式:作品情報・BD仕様
配信でややこしいのは、「同じ作品名でも“完全版”が別タイトルで並ぶ」ことがある点です。たとえばdアニメストアでは、エピソードページが「なんでここに先生が!?<完全版>」という表記で提供されており、通常版と混在しうることが分かります。
さらに、配信サイトの紹介文では「地上波では放送できなかった姿が解禁」「地上波未放送のOVA13話も必見」といった形で、完全版と未放送話をセットで訴求するケースもあります。視聴前に“完全版が何話まであるのか/13時限目が含まれるのか”を確認しておくと、探し直しの手間が減ります。
参考)U-NEXT(ユーネクスト)-映画 / ドラマ / アニメか…
現場的に役立つチェックリストはこれです。
「完全版がどこで見れるか」を断言する記事もありますが、配信ラインナップは変動し得るため、最終的には各サービスの作品ページ表記で確認するのが安全です。
検索上位の多くは「完全版=規制解除」という一点に寄せがちですが、漫画好きには“比較視聴”自体がコンテンツになります。Blu-ray BOXは放送版と完全版が同梱されているため、同じ話を見比べて「どのカットがどう変わるか」「OPの先生verが放送版と完全版でどう違うか」を検証できます。公式仕様としてノンテロップOPに放送版・完全版が含まれることが明記されており、比較の素材が最初から用意されています。
比較視聴は、単なる“露出の差”よりも、演出の設計意図を読む遊びに向きます。たとえば隠し演出が入る前提で構図が組まれているのか、完全版では情報量が増える分、視線誘導がどう変化するのか、といった観点で見ると、同じシーンでも印象が変わります。完全版が「できるだけカットせずに楽しめる」方向性として説明される以上、作り手が本来見せたかった“間”を探る見方ができます。
実践しやすい比較のやり方は、次の通りです。
“完全版を選ぶかどうか”で終わらせず、“違いを味わう”ところまで踏み込むと、漫画好きのリサーチ記事として一段深くなります。