豊橋駅は「負けヒロインが多すぎる。」(通称:マケイン)の重要な舞台の一つです。駅構内や周辺エリアには、アニメファンを楽しませる様々な仕掛けが施されています。
まず、JR・名鉄の改札を出ると、大型ディスプレイでマケインのキャラクターたちが出迎えてくれます。駅の天井には大きなペナントも掲げられており、駅全体がマケイン一色に染まっています。
駅東口を出て約5分のところにある水上ビルの壁面には、主要キャラクターの一人である八奈見杏菜ちゃんの大型イラストが描かれています。さらに、この水上ビルには他の負けヒロインたちや、マスコットキャラクターの「ぬっくん」も登場しているので、ゆっくり歩きながら探してみるのも楽しいでしょう。
豊橋市の公式広報誌「広報とよはし」の2024年8月号の表紙にマケインのキャラクターが登場した情報が掲載されています。
アニメの舞台となる「ツワブキ高校」のモデルは、実在する愛知県立時習館高等学校です。この高校は豊橋市内にあり、アニメの中でも重要な舞台として登場します。
時習館高校の外観は、アニメの中で忠実に再現されています。特に、校門や校舎の特徴的な外観は、ファンにとって見逃せないポイントです。ただし、実際の学校敷地内への立ち入りは控え、外観の撮影のみにとどめましょう。
高校周辺には、アニメに登場するカフェやファミレスのモデルとなった店舗もあります。例えば、5話で檸檬ちゃんと綾野くんが待ち合わせをしたカフェ「ウーノウーノ」は、駅近くに実在する人気カフェです。
豊橋市の名物グルメもアニメの中で重要な役割を果たしています。特に注目すべきは、豊橋名物の「ヤマサのちくわ」です。
アニメ第1話のラストシーンで、八奈見杏菜ちゃんがかじっていたちくわが、このヤマサのちくわです。実際に、ヤマサちくわ株式会社では、マケインとのコラボ商品が販売されています。
八奈見杏菜ちゃんカラーのリボンが付いたちくわ型ケースに、特選ちくわ3本とわさび漬け1袋が入ったセットは、ファンにとって見逃せないアイテムです。豊橋駅西口を出てすぐのところにある「ヤマサちくわ西駅店」で購入できます。
豊橋市の特徴的な交通手段である路面電車も、アニメの中で重要な役割を果たしています。豊橋鉄道市内線(路面電車)は、豊橋駅東口から北東方向へ約5.4kmを結んでおり、アニメのオープニングやエンディング映像にも登場します。
特に、豊橋公園前電停周辺は、アニメの重要なシーンの舞台となっています。路面電車に乗って、アニメのキャラクターたちが歩いた街並みを楽しむのもおすすめです。
また、路面電車の車内や電停にも、マケインのキャラクターパネルやポスターが設置されていることがあります。移動しながら聖地巡礼を楽しめる、豊橋ならではの体験といえるでしょう。
豊橋市では、「負けヒロインが多すぎる。」の放送に合わせて、様々なイベントやキャンペーンが開催されています。
豊橋市役所13階の展望ロビーには、マケインの展示コーナーが設置されており、ファンの応援メッセージを書き込める「応援ノート」も用意されています。市役所ならではの、公式感のある展示を楽しむことができます。
また、JR東海が主催する「推し旅キャンペーン」では、マケインをテーマにしたスタンプラリーやグッズ販売が行われることもあります。これらのイベントは期間限定で開催されることが多いので、最新情報をチェックしておくことをおすすめします。
JR東海の公式サイトで、マケイン関連のキャンペーン情報が掲載されることがあります。
豊橋市を舞台にしたアニメ「負けヒロインが多すぎる。」の聖地巡礼は、単なる作品の舞台探訪にとどまらず、豊橋市の魅力を再発見する機会にもなります。アニメファンはもちろん、豊橋市に興味がある方にとっても、新たな観光の楽しみ方を提供してくれるでしょう。